☆彡蘭丸☆彡
(ウチに来て2日目の1枚)
2001年のお正月、偶然ペットショップで見かけた、ブラックのポメラニアン。
そのかわいらしさにノック・アウトされたわたしは、その日が自分の誕生日だったので、タカにおねだりしてみた。
『誕生日プレゼント、あの子がいい!』
タカもわたし同様ノック・アウト状態だったから、店員さんに見せて下さいと声をかけた。
ゲージからその子を出してきたショップの店長さんは、こう話し始めた。『この子は今、疥癬にかかっていて、
当店で治療中なんです。すでにポメちゃんを飼われているので、うつる心配があるのでオススメできません。』
泣く泣く断念。でも、一度燃え上がってしまった気持ちを抑えられるハズもない。
こうして、ブラック・ポメちゃん探しを始めたのである。
ショップも何件も回った。ブラックの子がいるという情報を聞きつけ、群馬のショップまで出掛けた。
でも、最初に見たあの子ほど、かわいいと思える子には、残念ながら出逢えなかった。
ブリーダーさんも訪ねてみた。そこでの話はとても気分を害するものであった。一緒に連れていったレオに対して
批判的なことを遠回しに言うのである。いかに自分のところのポメちゃんがすばらしいか、ということに話が集中。
ブラックの子がいてもいなくても、そこでだけはお世話になるのは止めようと思った。
ブラックの子がショップに出回る確率は低いので、何件かに捜してもらう依頼をしてみた。
それでもなかなか『見つかりました』という連絡はこなかった。
本当に気に入る子が見つかるまで、気長に捜すしかないと思い始めた時、
依頼していた通販ショップから『ブラックは見つからなかったのですが、ブラック・タンの子が今晩こちらにきます』
という連絡をもらった。ブラック・タンも、元々いいなぁと思っていたので、
埼玉にあるその通販ショップに、翌日見に行くことにした。
♂♀兄弟で2匹、小さい箱に入れられた、ブラック・タンのちびっこ!
まずそのかわいさに思わず目が釘付けになってしまった。抱き上げてじっくり見てみた。
フケが目立ったので、一度病院に連れていって、検診してもらってから連絡をくださいと言い、その日は帰った。
異常がなければウチの子にしよう!と思っていた。翌日、『異常なし』の連絡があり、
大喜びしたわたしとは逆に、タカは探し初めてから時間が経ってしまったこともあり、
気持ちが変わってしまったようだった。『やっぱり2匹目はやめよう。それに、あの子は本当に大丈夫なのか?』
と言い出したのだ。諦めきれないわたしは、3日間かけてタカをどうにか説得し、その間、ショップから来たメールに書かれていた
『病気の事が心配な様でしたら、再度病院に行き、診断書をつけるというのはどうでしょう』という条件を実行してもらい
ウチの子にしても良いという結論に至った。(タカとしては、やはり一番の心配は病気のことであった)
待ちに待った診断書の結果は、『耳ダニ』の文字が記されていた。フケについては異常なし。
先に聞いていた『異常なし』の言葉は、嘘だったのだろう。診断書を要求して良かったと思った。
耳ダニと聞いて、タカはあまり良い顔をしなかったが、レオもかかったことのある病気で、
治療法も知っているということもあり、なんとかタカをここでも説得。耳ダニの治療費は、ショップで全額負担の条件で
2001.1.21、晴れてブラック・タンの子が我が家に来ることになった。
まず名前を考えなければ・・・・・。わたしはレオと同じ、2文字の名前にしようと思っていたけれど
タカは全く違う名前がいいと言う。レオの名前も、わたしがつけたし、今回はタカの意見を尊重することにする。
全く違う名前・・・ふと思いついたのが『蘭丸』だった。タカも気に入ったので、これで決まり。
ちなみに『蘭丸』というのは、某バンド(もう解散している)のギタリストの名前であり、
決して『はいからさんが通る』からとったワケではない。(念のため)
ついでに、ギタリスト・蘭丸のファンでもない(笑)